6月の行事食は「入梅」でした
◆献立(常食):あじさいご飯、いわしの梅煮、茶碗蒸し、きゅうりの酢の物、和菓子
入梅とは、暦の中で梅雨入りの頃を表す言葉で、今年は6月11日です。また、関東の梅雨入りは6月6日頃と気象庁より発表がありました。
日本では昔から季節や節目に合わせて行事食を食べる習慣がありますが、入梅の時期ということで、今回の行事食は、あじさいを表現したご飯と、この時期に脂がのって美味しいとされるいわしを使ったお食事を提供させていただきました。
雨天が多くなり湿度も高くなり、食中毒も多くなる時期です。冷菜として酢の物を取り入れましたが、お酢には、雑菌の繁殖を抑えて食中毒防止の効果があるといわれています。
梅雨の時期は、心身ともに不安定になりやすい時期ともいえます。健康維持のためには、バランスのよい食事・適度な運動・睡眠など、生活習慣に気を配る必要があります。梅雨が明けると、本格的な暑さがやってきますので、梅雨を元気に乗り切って夏に備えましょう。
5月の行事食は「端午の節句」でした
今年も穏やかな天気に恵まれた端午の節句でした。
◆献立(常食):中華ちまき、鶏つくね、茶碗蒸し、カブのイタリアンサラダ、柏餅風練り切り
日本では、端午の節句に男子の健やかな成長を祈願し、各種の行事を行う風習があります。
現在では5月5日に行われ、国民の祝日「こどもの日」になっています。
端午の節句のお祝いには、兜や五月人形、こいのぼりなどを飾り、ちまきや柏餅を食べたり、菖蒲湯に浸かったりして、無病息災を祈ります。
おいしいご飯をしっかり食べ、病気を撃退しましょう。
4月の行事食は「お花見」でした
当院では、4月8日に「お花見」をテーマにした行事食を提供させていただきました。
◆献立(常食):てまり寿司、盛り合わせ、空豆のサラダ、すまし汁
桜をイメージした彩り綺麗なてまり寿司ができました。
新年度は何かと忙しく体調を崩しやすい時期ですが、春を感じながらリラックスしてお過ごしください。
3月の行事食は「ひな祭り」でした
◆献立(常食) :ちらし寿司、すまし汁、天ぷら、菜の花の酢味噌がけ、白桃羊羹
3月3日はひな祭りの日です。ひな祭りは女の子の健やかな成長を願いお祝いする日です。
ひな人形を飾り、普段とは違う特別な料理を食べるなど、各家庭で、お祝いの仕方は様々かと思います。
代表的なものとしては、ひし餅、ひなあられ、ハマグリなどの二枚貝の汁物、ちらし寿司などがあります。
今回は、縁起のよい具材であるえび(長寿)、れんこん(見通しが良くなる)、錦糸卵(黄身と白身で金銀の財宝)を取り入れた、華やかなちらし寿司を用意させていただきました。
2月の行事食は「節分」でした
◆献立(常食) :太巻き寿司、いわし煮、豆サラダ、けんちん汁、饅頭
節分は立春の前日で、冬から春へ季節のかわり目の行事です。昔の日本では、春は一年の始まりとして特に大切にされ、「みんなが健康で幸せに一年過ごせますように」という意味をこめて、悪いものを追いだす行事になったそうです。
節分の代表的な食べ物として福豆、いわし、恵方巻き等があります。今回は福豆のかわりに大豆の水煮を使用した豆サラダを、いわしは患者様が食べやすい煮つけにしました。恵方巻きは、本来切らずに、その年の縁起のよい方角を向いて食べるものですが、食べやすいサイズにさせて頂きました。
いわしは、DHAとEPAの両方をバランス良く含まれており、さらにカルシウムも豊富な食品ですので日常でも取り入れることをおすすめします。また、大豆は良質な植物性たんぱく質で、カルシウム、ビタミンB群、食物繊維も多く含まれています。大豆の水煮は、いつものサラダや和え物、煮物などに少し加えてもおいしく食べられますので、ご家庭でもぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
1月の行事食は「お正月」でした
新年あけましておめでとうございます
正月三が日、当院では行事食としておせち料理を行いました。
「行事食」とは、四季折々の行事やお祝いの日に食べる特別な料理のことを言います。
本年も当院では行事食を通し、患者様に季節と旬を感じて頂けるよう栄養室一同頑張っていきたいと思います。
本格的な寒さに向かう時節、風邪など召されませぬようご自愛ください。
12月の行事食は「クリスマス」でした
12月24日の昼食は「クリスマス」のテーマとし、下記のメニューでした。
◆ 常食:パエリア、ビーフシチュー、シーザーサラダ、イチゴケーキ
天気予報通り、クリスマス頃より寒さが厳しくなり、温かいものが恋しくなってきました。
今年も残りわずかとなりましたが、どうぞよいお年をお迎えください。
11月の行事食は「七五三」でした
◆ 常食献立 : 赤飯、秋味盛り合わせ、茶碗蒸し、ほうれん草の白和え、抹茶ババロア(小豆ソース栗添え)
11月15日は七五三になります。
男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳にお祝いをします。七五三には神社へお参りをして、家族でお祝い膳を囲み、お食事を楽しむかたも多いのではないでしょうか。
七五三は子供のお祝いですので、お子様の成長を願って好きな料理でお祝いしてあげるのが一番ですが、お祝いの席にぴったりな思いが込められたお料理もオススメです。
今回当院では赤飯とさせていただきました。赤飯はもち米に小豆やささげ豆などを入れて蒸した伝統的なお祝いのご飯です。赤い食べ物は「災いを避ける力がある」という風習から、お祝いの席で食べられるようになったそうです。
他には秋の味覚である栗に見立てたすり身焼やつくねの盛り合わせ、人気メニューの茶碗蒸し、秋にちなみ栗を使ったデザートにさせていただきました。
七五三の思い出やメニューの感想を聞かせてもらい、楽しい食事時間となりました♪
消防訓練を行いました
10月13日(水)に院内で消防訓練を行いました。
今回の訓練は、夜間帯の病棟での火災を想定して、各部署の代表者が本番さながらの流れでそれぞれの役割の確認をしました。
消火器で初期消火を行います。
消防隊に連絡をします。
患者さんを避難場所まで誘導し、本部へ報告します。
訓練後には、消火器訓練を行いました。
もし火災が起きた時、慎重かつ素早く行動できるように、職員全体で確認していきたいと思います。
10月の行事食は「ハロウィン」でした
◆ 常食献立 : オムライス、コンソメ煮、スモークサーモンサラダ、かぼちゃババロア
ハロウィンは、キリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日「万聖節」の前夜祭として行われるヨーロッパ発祥のお祭りです。秋の収穫をお祝いし、先祖の霊をお迎えするとともに悪霊を追い払うお祭りで、日本でいえばお盆にあたる行事になるそうです。
ハロウィンの日にはかぼちゃのランタンを灯したり、仮装をしたりと楽しい風習がたくさんあり、今では大人から子供まで楽しむイベントとなっていますが、ハロウィンの本場の伝統料理によると、秋の季節に収穫される食材を使うことが多いようです。
今回の行事食は、ハロウィンカラーとして定番のオレンジ・黄色系を取り入れたメニューにしました。「ハロウィンといえばかぼちゃ」という方も多いと思います。かぼちゃの料理といえば煮物が多いですが、かぼちゃスープ、かぼちゃサラダ、かぼちゃグラタン、かぼちゃケーキなど様々な料理で使用できます。
皆様も、イベントの時などに、いつもと違った料理に挑戦し、作った料理を囲って楽しい食事時間をお過ごしいただければと思います。